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「ひな祭り」春の節句を迎えたわけですが、まだまだ真冬の寒さの北海道です。 まだ借家に住んでいた昨年は、7月にもストーブを焚いた日があったのですが、今年はどうなるのかな。 昨年12月、冬の始まりから今の家に住み始め、1月分電気代に驚きなんとか電気代を下げなきゃと試行錯誤をしている最中で、今は暖房用温水の温度設定について実験中です。 暖房用の電気代(我が家はオール電化です)を削減するのに、手っ取り早いのは「暖房を使わない」ということでしょうが、「寒っ」と快適さが損なわれては、せっかく暖かい家に住みたくて建てた家が宝の持ち腐れになってしまいます。どうしたら、暖かいままに暖房費(電気代)を抑えられるかを、調べていくと「体感温度」というのが重要かもと思うようになりました。 「体感温度」とは、文字通り人が身体で「暑い」とか「寒い」とか感じる温度のことです。室温が30℃でも体感温度が10℃であれば寒いと感じ、逆に室温が10℃でも体感温度が30℃であれば暖かいと感じる訳です(こんな状況ないと思いますが) つまり、体感温度さえ暖かいと感じるレベルに保てれば、実際の室温は低くても良い=暖房の設定を低くして電気代を抑えられるんじゃないか?と単純に考えた訳です。 では体感温度とはどのように決まるのでしょうか。 色々なサイトで調べたところ(ネットでしか調べていませんいつものことですが)、室内の体感温度は床・壁・天井等の表面温度(放射温度、輻射温度)が重要なようです。 体感温度 = (室温 + 壁や床・天井の輻射温度) ÷ 2 このような計算式で体感温度が求められるようなのですが、室温が20℃で壁や天井等の表面温度が18℃なら体感温度は19℃で室温よりも涼しく感じ、壁等が22℃あれば体感温度は21℃で実際の室温よりも暖かく感じるということになります。 この結果からすると床暖房システムの家は、実際の室温よりも暖かく感じるのかもしれませんね。 (注:暖房にかかるコストは分かりません) ひとくちに体感温度と言っても、実際は気温(室温)、湿度、気流速度、日射や着衣の具合も関係しますし、さらには個人差もあるでしょう。 湿度や気流速度と気温との関係で体感温度を計算するのに「ミスナールの体感温度」や「リンケの体感温度」というのもあります。 「ミスナールの体感温度」は気温と湿度に注目した計算式で、気温10℃を超えれば湿度が上がるほど体感温度も上がるという計算式です。夏のジメジメした暑さにピッタリです 「リンケの体感温度」は気温と風速に注目した計算式。よく風速1mで体感温度が1℃下がるって聞きますけど、そういった感じを(たぶん)的確に数値化し、「冬の風の強い日は、外に出たくないもん」という感じを表しているのでしょう。 どちらも感覚的には良く分かります。 CASIOが運営している高精度計算サイト(http://keisan.casio.jp/)というところで、ミスナールの体感温度とリンケの体感温度を簡単に計算出来ますので、興味のある方はどうぞ。 体感温度の計算 ちなみに、この高精度計算サイトでは、「隠れ肥満」や「結婚記念日」の計算や、何のことだか私には分からない専門的な計算等いろいろとあって面白いですよ。 湿度を上げるには、風呂上りに風呂のドアを開け放っておいたり、洗濯物を部屋干しするとかで湿度はけっこう上がりますし、もちろん加湿器も有効です。 気流速度に関しては、室内では風速1mもの気流はまず発生することは無いでしょうが、暖かい場所と寒い場所があればスゥ~っと冷たい空気の流れを感じることがありますよね。ですから全室暖房を行って各部屋の温度差をなくすことも大事でしょう。 我が家では、窓から降りてくる冷気を防ぐためにロールスクリーンを取り付けている窓では、窓枠から5~10cmほど下までロールスクリーンを下ろしています。 ちょっとした工夫ですが、なかなか効果があるみたいです。 日射に関しては、体感温度がどうこうと考えるまでもなく、晴れた日は暖かいです。晴れてさえいれば、日中は暖房ほとんど使いません。日射によって室温が暖房機器の設定温度を超えるので、暖房は動きません。 十勝は冬期の日射が多いので、その恩恵を受けています。 以上を総合すると、壁・床・天井の表面温度を上げ、湿度も高めに(といっても50~60%位まで)保ち、室内に気流を創らないように全室暖房を行えば、体感温度が上がるということになるのでしょう。 が・・・ どうやったら電気代を抑えつつ、それを実現できるのかという肝心なトコロは謎のままです なので、気温・天候に応じたこまめな暖房の設定切り替えをすることとします 最後まで、ご覧頂きありがとうございます。 更新の励みになります できたら、こちらもポチッとお願いします
本日は我が家の暖房方式をご紹介します。 ウチの暖房方式は、1階は床下暖房、2階パネルヒーターです。 パネルヒーターは置いといて、まず我が家の床下暖房のしくみを簡単にご説明します。 我が家の1階の暖房ですが、まず外壁に設置された給気口から外気を床下に取り込みます。給気口は東西と北面の三箇所に設置されています。 外壁の給気口部分(東側)です。ここから外気を取り込みます。 床下に取り込まれた冷たい新鮮な空気は、床下に設置された温水放熱器によって暖められ、1階床に開けられたガランから緩やかな対流となって1階居室全体を暖めます。 また床下全体が暖かく、基礎断熱のため床断熱していないので、床面全体が暖められます。(ただし床暖房ほど床が暖かくなる訳ではありません) 床下から見た様子です。これはリビングの掃出窓の下のところです。 ガランは1階南面の窓下に開けられており、コールドドラフトによる嫌な寒さを防いでくれます。(完全に無くなるというわけではありません) また、基礎スラブ内には温水を通すための配管がされており、床下の温度を確保する補助的な役割をしています。土間のコンクリートを蓄熱体として積極的に利用しているわけです。 暖められた空気は室内の汚れを拾って、トイレや脱衣室、台所のレンジフードから外へ排出されます。 我が家はオール電化にしたので、灯油ボイラーではなく暖房給湯一体型の電気温水器による温水暖房です。 1階の暖房に関しては3つの(玄関も入れると4つ)のスイッチ(リモコン?)があります。 ちなみにこれを書いている今時点の、各設定温度は暖房用温水温度60度、室内温度10度、床下温度23度に設定になってます。室内の温度設定が10度なのは、晴れているため室内の温度が24度になっているため、思い切り下げています。なので放熱器は止まったままの状態です。 暖房用温水の温度設定スイッチです。ちょうど通電中のランプが点いています。 次の写真、上は床下の温度設定スイッチ。下の丸い棒状の出っ張りは放熱器の温度設定をするサーモコントローラーです。 サーモコントローラーには、0,*,1,2,3,4,5の目盛りがあり、室温設定の目安として“0=停止”、“*=約5度”、“1=約10度”、“2=約15度”、“3=約20度”、“4=約24度”、“5=約28度”となっています。 以上が我が家の床下暖房の内容です。 実際に住んでみた感想としては、今までの借家では灯油のFFストーブだったので、ストーブのそば(だけ)は暖かく、ストーブから離れると寒かったのですが、現在は部屋のどこに居ても暖かいです。 足元と頭上の温度差も測ってみましたが、ほとんど温度差はありませんでした。また、我が家は合板のフローリングですが、床下暖房が効いているので、冷たく感じることもあまりありません。 この床下暖房というシステムは、快適性において非常に優れていると言えると思います。 床下暖房のメリットをまとめてみると ・とにかく快適 ・暖房機器が床下にあるため室内がスッキリ (子供の頃からストーブに慣れ親しんできた私としては、逆に寂しい?) ・床下空間全体を暖めるため、ゆる~い床暖みたい ・水道管が凍結しない (冬季に長期間留守にしても水を落とさなくて良いと聞いた時、驚きました) 良い事ばかりでは、なんなのでデメリットと思われる点についても挙げてみると ・床下空間も暖めるため、暖房空間が大きくなり暖房コストが若干かかるかも? ・急速に暖めるのは、難しい(と思う) といったところでしょうか。 ただ、このデメリットも、24時間全室暖房と言ったらいいのかどうか分かりませんが、一度暖めたらあまり温度を下げすぎないようにすることで解決、または緩和出来るのではないかと思います(高気密・高断熱が前提です)。もちろん暖房コストとのバランスも重要です。 我が家も初めての冬を迎えていますので、電気代をいかに安く済ますかということで、暖房の設定については試行錯誤の最中です。色々設定を変えて試しているところです。 ただ、今のところ言えることは「床下暖房」は非常に快適だということです。 私見ですが基礎断熱にするなら、ぜひ「床下暖房」を検討されたほうが良いかと思います。 最後まで、ご覧頂きありがとうございます。 更新の励みになります できたら、こちらもポチッとお願いします
ウチの屋根には、ドッカリと雪が積もっています。 周りの家と比較しても、その量がとても多いのです。 断熱がしっかりしているからなのか?と思い、ちょっと調べてみました。 屋根の断熱には大きく分けて「屋根断熱」と「天井断熱」がありますが、ウチの場合は「天井断熱」です。 ※その他にも「桁上断熱(けたうえだんねつ)」という方法もあります。 それぞれの特徴としては、簡単ですが以下のような事が挙げられます。 「屋根断熱」 ・小屋裏をロフトや屋根裏部屋として利用できる。 ・勾配天井など、デザインに変化を変化をつけられる。 ・施工が難しく、コストもかかる。 ・空間が増える分、冷暖房コストがかかる。 「天井断熱」 ・断熱の施工がやり易く、工事コストが低い。 ・冷暖房が必要な空間が少ない。 いろいろ見ると、屋根断熱の方が良いとの意見もあったりしますが、小屋裏を部屋として活用したいとか、勾配天井等のこだわりが無ければ、施工のし易さやランニングコストの点から見て、「天井断熱」が良いのではないかと個人的には思います。 ウチの天井断熱ですが、ブローイング300mmとなっています。が実は一度も見たことがありません。 というわけで、ウチの小屋裏がどんなことになっているのか見てみました。 2階ウォークインクローゼット内にある天井の点検口を開けてみます。 まずは木ネジをはずして、点検口のフタをはずすと、そこには点検口の形にカットされた100mm厚のグラスウールが3枚つめられていました。 グラスウールを取り除き、タンスによじ登って点検口に身体を入れるとようやく小屋裏が見えました。といっても真っ暗でしたが。 小屋裏は室内とは全く違い、当たり前ですが外の気温でした。 懐中電灯を持ってきて中を照らしてみると、こんな様子でした。 ちょっと方向を変えて、もう一枚。 ちょうど寝室のダウンライトのあたりが、もっこりとしています。 吹き込まれた、グラスウール(だと思います)を触ってみると、外壁に吹き込んだものよりも、フワッフワに柔らかいものでした。 初めて、小屋裏を覗き十分満足したので、また慎重にグラスウールを隙間のないように詰め込み、点検口のフタを閉めました。たぶん何か起こらない限り、二度とあけることは無いのでしょう。 ここで最初の話に戻ります。 なぜウチの屋根には、ご近所さんの家と比較して、たくさんの雪が残っているのか? 屋根の断熱について調べましたが、ご近所さんもここ数年の間に建築された方がほとんどなので、「屋根断熱」にしろ「天井断熱」にしろ、そんなに性能的に変わるとは思えません。 ではなぜ? あっ!屋根材!? ウチは塗替え等のランニングコストを抑えるため、オークリッジプロというグラスファイバーシングルの屋根材を使っています。これが雪が落ちないのです。 冬の暖かい日に屋根上の雪がとけても、屋根から雪がザーッと滑り落ちてくることがないので、ずっと残っていたんです。 な~んだ、それだけの話だったのか 最後まで、ご覧頂きありがとうございます。 更新の励みになります できたら、こちらもポチッとお願いします